レーダは、Radio Detection And Ranging（電波探知および距離測定）の頭字語である。電波による物体の探知と位置測定のための2つの異なる方法と装置で構成される。レーダは、束ねられた電波（いわゆる一次信号：強い､高エネルギーパルスが使われることが多い）を放射する。その電波が、探知されるべき物体で反射を起こす。これらのエコーは二次信号として受信され、種々の判定基準と方法にしたがって評価される。二次信号から得られる情報は、レーダ装置と反射体との角度、距離、相対速度などである。
一般的には、一次レーダシステムと二次レーダシステムに区分される。一次レーダシステムは専ら、前もって放射した電波のパッシブエコーを受信するのに対し、二次レーダシステムはアクティブ信号（探知対象の物体自体が放射する信号など）を解析する。一次レーダシステムは、反射により減衰された信号でも確実に受信されるようにするため、二次レーダシステムより大きな電力で動作する。
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