この研究は、60 Hz 磁界(MF)へのばく露が, SENCARマウスの腫瘍プロモーションに影響するか否かを調べた。SENCARマウスに発がん性物質を単回投与処理した後、化学腫瘍プロモーターを用いて23週間かけて皮膚腫瘍を誘発した。この期間中、1つのグループには2 mT、60 HzのMFを同時にばく露、もう1つのグループには擬似ばく露を与えた。腫瘍プロモーターの投与は23週間後に終了したが、磁界ばく露または擬似ばく露は、さらに29週間継続した。その結果、全腫瘍(P = .297)または扁平上皮がん(SSC)(P = .501)の発生率には、マウスの2つのグループ間に差はなかった、と報告している。
皮膚がんの化学的誘発のため、DMBA及びPMA(ホルボールミリステートアセテート)を用いた。
本研究では合計96匹のマウスを用いた(2群/各48匹)。一方を偽ばく露対照とした。
単用量のDMBA(10nmol)で腫瘍成長をイニシエートし、1週間後にマウスをPMA(3µg)で処理した。PMAの最初の投与と磁界ばく露は、DMBA処理の1週間後に開始した。PMA処理は23週間、磁界ばく露または偽ばく露は更に29週間(合計52週間)継続した。
周波数 | 60 Hz |
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タイプ |
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ばく露時間 | 6 h/day, 5 day/week for 52 weeks |
ばく露の発生源/構造 |
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チャンバの詳細 | two Quad/4x Exposure chambers |
Additional information | Each chamber held 4 exposure cages constructed from 6 mm plastic, each cage 39.4 cm x 26.0 x 14.9 cm further subdivided into 4 exposure suits, each suit 9.88 cm x 26 cm x 14.9 cm capable of holding 3 mice. |
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