この研究は、ペントバルビタール麻酔し、[14C]スクロースと[3H]インスリンの混合物を静脈注射した成獣ラットに30分間の環境温度ばく露または2450MHzCWマイクロ波ばく露を実施し、ばく露後に血液脳関門透過性の変化を検査した。環境温度は22、30、40℃、マイクロ波は周囲環境温度22℃において、電力密度0,10,20,30mW / cm 2でばく露した。ばく露終了後に脳を灌流し、8つの領域に切り分け、それぞれの領域の放射能を計数した。データ分析は2通り。第1は、8つの領域および2つの放射性トレーサについて合計16通りの分析を行い、Bonferroniの不等式を適用した(分析の数が多いことが原因で生じる偽陽性を回避するため)。この保存的試験により、マイクロ波に曝露されたラットの脳領域のいずれかのトレーサーについて、透過の統計的に有意な増加は見られなかった。第2のプロファイル分析は、すべての脳領域にわたるトレーサー摂取の一般的な変化のために用いられた。この統計的方法を使用して、浸透の有意な増加がスクロースについて見出されたが、イヌリンについては見出されなかった。体温の変化に関連する脳の透過の増加を補正するために、暖気の実験から補正係数を導き出した。この補正係数を照射動物のデータに適用した。しかし、マイクロ波放射の熱影響についてデータを補正した後も、透過性の有意な増加は見られなかった、と報告している。
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Examination of microwave effect on permeability of rat blood-brain barrier to sucrose and inulin in comparison to effect by temperature increase.
周波数 | 2.45 GHz |
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タイプ |
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特性 |
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ばく露時間 | continuous for 30 min |
Modulation type | CW |
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ばく露の発生源/構造 | |
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ばく露装置の詳細 | long axis of the rat's body parallel to the eletric field |
Exposure to 2450 MHz microwaves significantly increased the blood-brain barrier permeability to sucrose due to thermal effects.
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