[ブルーベリーのアントシアニンはSIRT1/FoxO1経路を制御して酸化ストレスを抑制し、ラットのマイクロ波照射による精巣組織の損傷を軽減する] med./bio.

Blueberry anthocyanins regulate SIRT1/FoxO1 pathway to inhibit oxidative stress and reduce testicular tissue damage induced by microwave radiation in rats

掲載誌: J Funct Foods 2024; 122: 106523

マイクロ波照射が雄性の生殖器系酸化ストレス障害を生じる可能性がが研究で示されている。ブルーベリーのアントシアニンは優れた酸化耐性を有する。この研究は、2.856 GHzのマイクロ波ばく露したWistarラット精巣組織損傷に対するブルーベリーのアントシアニン(100、200、400mg/kg/日)の保護効果と最適投与量を調べた。その結果、ブルーベリーのアントシアニンは、マイクロ波照射によって生じる精子運動性と性ホルモンレベルの低下および精巣組織構造の損傷を改善し、SIRT1遺伝子代謝調節、DNA修復促進細胞死抑制酸化ストレスに対する抵抗性の誘発等に関与している]の発現を増加させ、FoxO1遺伝子インスリン代謝作用に重要な役割を担っている]の発現を減少させ、還元型/酸化グルタチオンGSH/GSSG)、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)を増加させ、マロンジアルデヒドMDA)を阻害できることが示された。乳酸脱水素酵素LDH)、コハク酸脱水素酵素(SDH)、アデノシン三リン酸ATP合成酵素が増加し、カスパーゼ3の発現が減少し、ブルーベリーのアントシアニンの高用量(400mg/kg/日)が最良の保護効果を示した。これらの結果は、ブルーベリーのアントシアニンが、SIRT1/FoxO1経路を調節することで、ラット精巣組織における2.856 GHzマイクロ波放射によって誘発される酸化ストレス障害を抑制し、エネルギー代謝を高め、細胞のアポトーシスを減らす可能性があることを示唆している、と著者らは結論付けている。

ばく露