[ELF磁界にばく露したラットでの真性糖尿病形成におけるフェチュイン-A経路の調査] med./bio.

Investigation of Fetuin-A pathway in diabetes mellitus formation in rats exposed to elf magnetic fields

掲載誌: Electromagn Biol Med 2022; 41 (4): 402-408

この研究は、超低周波(ELF)磁界ばく露したラットにおける
ラットを12匹ずつ3群に割り付け、実験群1を50 Hz、0.4 mTのELF磁界に6時間/日、5日間、実験群2を10日間ばく露し、対照群ばく露せず、ばく露期間終了後に採血して群間で統計的分析を実施した。その結果、トランスアミナーゼ、脂質プロファイル、C-ペプチドインスリン尿素クレアチニンナトリウムカリウムカルシウム、および尿酸パラメータには有意差は認められなかった。但し、ばく露群では対照群と比較して、グルコース、HbA1c、および Hba1 IFCCの値(p < 0.001)、フェチュイン-Aのレベル(p < 0.05)に有意な上昇が認められた。これらの値の上昇は3型糖尿病を生じるかもしれない、と著者らは結論付けている。

ばく露