この研究は、電力周波数磁界が概日リズムの制御に影響し得るかどうかを調べるため、8-12週齢の雄のC57BL/6Jマウスを、暗周期が始まる2時間前から30分間、ヘルムホルツコイル内で580 μTの50 Hz磁界、及び/または700ルクスの青色LED光にばく露した。その結果、非ばく露対照群と比較して、青色光への急性の副腎反応が、副腎per1遺伝子発現の増加、血清コルチコステロン濃度の上昇、睡眠に費やす時間の増加、運動活動の減少として認められた(いずれもP < 0.0001)。青色光に対する反応の磁界による変調作用はありそうになく、運動活動(P > 0.03)を除いて磁界単独の影響もなかった(いずれもP > 0.05)。副腎、肝臓及び海馬におけるクリプトクロムcry1及びcry2の遺伝子発現も、ばく露に影響されなかった(いずれもP > 0.05)、と著者らは報告している。
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