この研究は、3種類のシングルリードVDDペースメーカを装着した31人の患者において、電力2Wのセルラ携帯電話(D-net)からの干渉を評価した。31人の内訳は、12人がUnity, 292-07 (Intermedics, Inc.)、10人が Thera VDD, 8948 or 8968i (Medtronic, Inc.)、9人が Saphir 600 (Vitatron, Inc.)を装着していた。この目的のために、心房および心室の感度設定をそれらの最大感度にプログラムし、心室センシングを単極性にプログラムした。心電図を連続監視しながら、電話機アンテナを右胸骨境界で患者の皮膚と直接接触させ、アンテナの先端を鎖骨のすぐ下のペースメーカコネクタから5 cm以内で皮膚に接触させた。様々な通話実験が行われ、ペースメーカの動作が記録された。その結果、試験された条件の範囲では、3種類のシングルリードVDDペースメーカ装着患者において、D-netの2 W携帯電話使用による電磁干渉は検出されなかった、などの知見を報告している。
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