この研究は、29人のペースメーカ植え込み患者(シングルチャンバまたはデュアルチャンバで双極式心拍適応型ペースメーカ9機種)を用い、3機種の携帯電話(デジタルまたはアナログ式;最大出力0.6-2.0 W)によるペースメーカの電磁干渉を実験的に調べた。携帯電話の位置は、ペースメーカポケットの上方。ペースメーカと同側の耳の位置、ペースメーカと反対側の耳の位置とした。固定電話から携帯電話への通話時、携帯電話から固定電話への通話時の体表面心電図、心内電図を記録した。その結果、2418通りの実験の内の74(3.1%)で電磁干渉が観察された;電磁干渉が起きたのは全てペースメーカポケットの上方においた場合であった;ペースメーカの感度レベルをプログラムし直すことで干渉は回避できた、と報告している。
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