[電磁界下での硫酸亜鉛によるラット脂肪組織由来間葉系幹細胞でのPKA、ERK1/2およびWnt/β-カテニンのシグナル伝達経路を介した骨形成分化の増強] med./bio.

Enhancement of osteogenic differentiation of rat adipose tissue-derived mesenchymal stem cells by zinc sulphate under electromagnetic field via the PKA, ERK1/2 and Wnt/β-catenin signaling pathways

掲載誌: PLoS One 2017; 12 (3): e0173877

この研究は、ラット脂肪組織由来間葉幹細胞(ADSCs)の骨形成分化に対して、電磁界EMF:50Hz、20mT)存在下で、硫酸亜鉛(ZnSO4:0.432μg/ml)が与える影響を調べた。影響評価項目は、アルカリフォスファターゼ(ALP)活性、カルシウムアッセイ、造骨性マーカ遺伝子発現である。その結果、EMF存在下でZnSO4は、造骨性マーカ遺伝子発現、ALP活性、カルシウムレベルの上昇をもたらした;ZnSO4存在下でEMFはcAMPレベルおよびタンパク質分解酵素A(PKA)活性を増加させた;阻害剤を用いた実験により、このような骨形成誘導はERKおよびPKAシグナル伝達経路に依存することが示された,と報告している。

ばく露

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