<目的> 弱いパルス電磁界(PEMF)を曝露した時の胎児に対する影響をIn vivoとIn vitroで比較する. <方法> (1)ヘブライ大学系のマウスを交配3.5日後の胎児を取り出し,周波数1,20,50,70,100Hzのパルス電磁界(0.6V/m)に,同様にSprague-Dawley妊娠ラットを出産までパルス電磁界に曝露し,10.5日令胎児を取り出し,電子顕微鏡で形態学的に検討. <結果および結論> (1)マウスBlastocyteの発育は表3に示すように,20Hz, 50Hzで有意に発育遅延,(2)母親から満期出産した例では,異常なし,(3)表4に示すように50Hz, 70Hzで種々の異常を示す(図8および図9参照).奇形は脳胞,眼胞,耳胞,前肢芽の欠如であった.また成長/発達の遅延,神経管の閉管の遅延が多くの胚で見られた.また,50,70Hzの曝露した胚では絨毛の欠如,内胚葉先端部の崩壊が認められた.異常をもたらす機序も母親のProtectiveの機序の不明である.
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