菌根菌コツブタケの成長と膜脂質エロゴステロールに対する弱超低周波磁界の影響を調べた。そのため、2通りの培養を使用した。固形(pH 6)と液状(pH 3)である。磁束密度が0.025 と0.1mTでヘルムホルツコイル対で発生させた50Hz磁界は、初期段階で成長が向上した。0.01mT, 46Hzでは影響はなかった。菌糸に特異的な膜を構成しているエロゴステロールを分析すると、菌系中のエルゴステロール量が僅かに上昇した。おそらく、電磁界の受容体となって膜の重要性は動物実験でも見られているが。しかし、これらの影響を説明するメカニズムはよく分かっていない。
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