この研究は、廃用性骨粗鬆症ラットの骨密度及び局所的因子産生に対する超低周波パルス電磁界(PEMF)の影響を調べた。80匹の4月齢の雌Sprague Dawley(SD)ラットを、無傷(INT)群、廃用(DOP)群、カルシトニン処理(CT)群、PEMF刺激群に無作為に分けた。INT群ラットを除き、すべてのラットの右後肢を脛骨-尾固定法により固定する手術を行い、術後から、CT群にはカルシトニン(2 IU/kg)の腹腔内注射、PEMF群にはPEMF(ヘルムホルツコイルによる均一磁界、中心部磁界強度実効値8ガウス)への2時間ばく露を1日1回継続した。固定手術から1、2、4、8週間経た時点で、各群のラットを屠殺して、摘出した後肢の組織学的検査とBMD測定(X線撮影による)、心臓採血した血清形質転換成長因子-β1(TGF-β1)、インターロイキン-6(IL-6)濃度を測定した。以上の結果として、術後8週間のPEMF群のBMDとTGF-β1はCTおよびDOP群より有意に増加した;術後、DOP群のIL-6濃度は有意に上昇したが、PEMF群のIL-6濃度はDOP群より有意に低かった、という所見を報告している。
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