この論文は、球形分子、具体的にはβ-ラクトグロブリンの折り畳み過程の動力学へのマイクロ波照射の影響を実験的に調べた。低温では、タンパク質の低温変性の折り畳みが増強され、温度が高くなると、折り畳まれた構造からの変性が増強するが、この変性過程には温度の負の勾配が必要であり、このことはマイクロ波の影響が非熱的であることを示す、と報告している。
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