<目的>磁界がウイルスのゲノムの発現に与える影響の検討をする。 <方法>Asata細胞(Epstein-Barrウイルス(EBV)のゲノムに潜伏感染しているヒトのBリンパ球)に50Hz 2mTの磁界を72時間ばく露して、細胞増殖と間接的免疫蛍光テストによるEBVの早期蛋白産生を測定した。 <結果>細胞増殖に磁界は影響を与えなかったが、磁界により、早期蛋白を発現している細胞数は増加した。
ばく露 | パラメータ |
---|---|
ばく露1:
50 Hz
ばく露時間:
continuous for 72 h
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ばく露細胞と非ばく露細胞の成長率に統計的有意差は認められなかった。50Hz電磁界ばく露は、ウィルス抗原を発現した細胞の数の増加を生じた(対照細胞での4%と比較して、18%でエプスタイン・バーウィルスの遺伝子が活性化)。この知見は、DNAが磁界によって変調され得るという証拠を提示している。
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