研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[携帯電話は聴覚および視覚の障害を引き起こすか?予備的報告] epidem.

Do mobile phones cause hearing and vision complaints? A preliminary report

掲載誌: Saudi Med J 2005; 26 (5): 882-883

この研究は、サウジアラビアで実施された携帯電話使用と聴覚および視覚症状との関連についての質問票調査である(調査期間2002 – 2004年)。質問項目は、携帯電話の使用、聴覚および視覚の愁訴(耳痛、耳の周囲の熱感、聴覚の低下、視力の低下またはぼやけ)である。携帯電話使用については、1日あたりの通話回数と通話時間、使用年数が質問された。回答者数は男女合計437人、年齢は18-42歳であった。分析のため、通話時間のカテゴリーは、5〜10分/日、10〜30分/日、30〜60分/日、60〜120分/日、> 120分/日とした。その結果、携帯電話の使用は、聴覚の愁訴(有症率34.5%)および視覚の愁訴(有症率4.8%)との関連性を示した、と報告している。

研究の目的(著者による)

サウジアラビアの人口において携帯電話使用と聴覚及び視覚症状との関連を調査した。( publication 12341 も参照)

詳細情報

ボランティアに病歴携帯電話使用についてのアンケートへの回答を求めた。

影響評価項目/リスク推定のタイプ

リスク推定のタイプ:

ばく露

ばく露評価

ばく露集団

グループ 説明
集団 1 通話時間:5-10分/日
集団 2 通話時間:10-30分/日
集団 3 通話時間:30-60分/日
集団 4 通話時間:60-120分/日
集団 5 通話時間: > 120分/日

調査対象集団

調査規模

タイプ
合計 437

結論(著者による)

結果は、携帯電話使用と聴覚不良(34.5%)ならびに視覚不良(4.8%)との関連を示した。

研究助成

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