この研究は、高い磁束密度および高い誘導電界が神経突起伸長を増強する可能性について、PC-12細胞を用いて調べた。これまでのいくつかの論文を参考に、50 Hz、100 μT(実効値)の正弦波磁界と神経成長因子(NGF)の共ばく露をPC-12細胞に与え、神経突起伸長を計測した。ばく露時間は1日8時間で、ばく露日数は2日から6日まで実験した。ばく露コイルは半径6.5 cmと6 cmの2巻きコイル、細胞の入った培養皿をコイルシステムの内側および外側に置き、磁界の向きを培養皿に対して垂直および鉛直とした。培養皿での誘導電界ピーク値の計算値は、培養皿の中心に近い部分で135 μV/ m、外周部分で251-400 μV/ mであった。結果として、100 μT(rms)/ 50 Hzでの平均正弦波磁界は、神経成長因子(NGF)によって誘発される神経突起伸長を有意には変化させなかった;他の研究で見られたようなPC-12細胞の神経応答を引き起こすためには、より高い磁束密度および/またはより洗練された波形を用いて、誘導電界強度をさらに増加させる必要があることが示唆された、と報告している。
周波数 | 50 Hz |
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タイプ |
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波形 |
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ばく露時間 | 8 h/day for 2 to 6 days |
ばく露の発生源/構造 | |
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ばく露装置の詳細 | 2 round coils with a radius of 6.5 cm, 6 cm apart, placed in an incubator; one culture dish placed inside the coils system, one outside; magnetic field vertical and perpendicular to the culture dishes |
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