国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)は4年毎に委員を選出します。IRPAの各国学会、IRPA理事会ならびに国際および各国の放射線防護当局に依頼した候補者の推薦募集を受けて、2023年11月20~22日にスイス・バーゼルで開催されたICNIRPの年次総会で選挙が実施されました。
(2023年8月7日付の新着記事をご参照ください。)
ICNIRPの2024~2028年の任期の委員会の構成は以下の通りです。
平田晃正(議長)、Ken Karipidis(副議長), Young Hwan Ahn, Nigel Cridland, Frank de Vocht, Anke Huss, Ilko Ilev, Jens Kuhne, Ilkka Laakso, Isabelle Lagroye, Alberto Modenese and Gunnhild Oftedal.
より詳細な情報は、 ICNIRPのウェブサイトをご覧ください。
生体電磁気学の国際会議 ”BioEM 2024" が2024年6月16~21日にギリシャ・クレタ島のハニアで開催されます。
プラットフォーム発表およびポスターセッション用のアブストラクトの募集が開始されました。
より詳細な情報は、BioEM 2024のウェブサイト をご覧ください。
保健・環境・新興リスクについての科学委員会(SCHEER)は、欧州委員会からの要請を受けて、電磁界ばく露の潜在的健康影響についての予備的意見書:1 Hzから100 kHzの間の周波数に関する最新情報を採択しました。
この意見書について、科学界および利害関係者からの意見集約のために公開協議が開始されました。関心のある利害関係者は、科学的証拠についてのコメントを2024年1月2日までにオンラインで提出することができます。
より詳細な情報は、SCHEERのウェブサイトをご覧ください。
生体電磁気学についての第10回国際講習会 “A. Chiabrera” が、2024年4月6~12日にイタリアのエリーチェで開催されます。「電磁界と健康‐疫学的アプローチ」と題するこの講習会は、国際学会BioEMとの共同開催で、欧州委員会の「電磁界と健康についての研究クラスター(CLUE-H)」との協業の一部として開始されました。この講習会は、ばく露評価や潜在的健康影響といった、このトピックについての重要な側面に焦点を当てていて、これにはばく露の誤分類、生物学的相互作用およびメカニズム、リスク認知、プラネタリーヘルス、証拠の合成、ガイドライン策定が含まれます。
より詳細な情報は、講習会のウェブサイトをご覧ください。
femu と共著者らによる論文「交流‐直流ハイブリッド電界のヒトの知覚における直流成分の役割ならびに交流成分との比較」が、学術誌 Scientific Reports に掲載されました。この研究は、同じ鉄塔への高圧交流(HVAC)および高圧直流(HVDC)架空電力線の両方の新規架設に動機付けられたものです。この研究は、 femu の先行研究論文(Jankowiak他、2021 および Kursawe他、2021)に基づき、Jankowiak他、2022 を拡張したものです。
その目的は、交流‐直流ハイブリッド電界のヒトの知覚における直流成分の役割を調べることでした。このため、直流成分の僅かなばらつきと、異なる交流電界を組み合わせたデザインを用いて、高い検出能力を有する参加者49人を調べました。
この論文は、 EMF-Portal、Pubmed および Scientific Reportsのウェブサイト(オープンアクセス)から入手可能です。
フリブール大学家庭医学研究所は、スイス連邦環境局(FOEN)を代表して、非電離放射線についてのスイス医療カウンセリングネットワーク(MedNIS)を開設しました。このネットワークの目的は、日常生活における電気や電波利用からの非電離放射線が原因とされる体調不良に苦しんでいる人々に対し、より良い医学的助言を提供することです。電磁過敏症の人々は、家庭医と相談して、特別に訓練を受けた専門家によるカウンセリングを受けることができるようになりました。
更なる情報は、MedNISのウェブサイト ドイツ語、フランス語、イタリア語)をご覧ください。
国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)は、2024~2028年の任期のメンバー候補者の募集を開始しました。締切は2023年9月25日です。
募集手続きについての更なる情報は、ICNIRPのウェブサイト(英語)をご覧ください。
世界保健機関(WHO)は2023年6月26~28日、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)、国際放射線防護委員会(ICRP)、国際労働機関(ILO)、および国際放射線防護学会(IRPA)との合同会議をドイツのミュンヘンで開催しました。その目的は、放射線防護のアプローチと体系の相互理解を促進し、継続的な協業の可能性を探求することでした。
より詳細な情報は、WHO および ICNIRPのウェブサイトをご覧ください。
生体電磁気学の国際学会BioEMは、低・中所得国 および 高所得国 の学生または初期段階の研究者の短期ミッション(STM)についてのアブストラクト募集を開始しました。 募集期間は2023年9月15日から2023年10月31日です。
応募手順についてのより詳細な情報は、BioEMのウェブサイト をご覧ください。
電気と移動通信のためのスイス研究財団(FSM)は2023年に、電気と移動通信の分野における社会基盤の受容性についての疑問に関する研究プロジェクトに対し、合計100,000スイスフラン(CHF)を助成します。関心のある研究者は、2023年8月11日までに事前提案書を提出してください。
より詳細な情報は、FSMのウェブサイト をご覧ください。
WHOが招集するガイドライン策定グループへの参加を検討している人々の氏名および簡潔な経歴が、公告およびコメントのために開示されました。
より詳細な情報は、WHOのウェブサイト をご覧ください。
生体電磁気学に関する国際会議 BioEM 2023 が2023年6月18-23日にオックスフォード(英国)で開催されます。
プラットフォーム発表およびポスターセッションでのアブストラクトの募集が開始されました。
より詳細な情報は、BioEM 2023のウェブサイト をご覧ください。
フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)と国際がん研究機関(IARC)は、「高周波(RF)電磁界と健康:動きの速い環境における研究」というテーマの科学会議を2022年11月23日にパリで開催します。
この会議には、現地およびオンラインで参加できます。
より詳細な情報および参加登録(無料)は、ANSESのウェブサイト をご覧ください。
欧州委員会(欧州連合(EU)の執行機関)に対する科学諮問機関の一つである「保健・環境・新興リスクについての科学委員会(SCHEER)」は、「勧告1999/519/EC および 指令2013/35/EU における付属書の改定の必要性についての予備的意見書」に対する公開協議を開始しました。この「予備的意見書」は、SCHEERが欧州委員会の要請を受け、高周波電磁界(RF、100 kHzから300 GHzまで)に関する入手可能な最新の科学的証拠に照らして作成したものです。
SCHEERは、(付属書の)技術的改定の必要性について前向きに助言しまています。これは特に、最も高いRF帯域(ミリ波)での技術の進展により、新たなドシメトリ量についての限度値の導入が必要とされているためです。
SCHEERは、「利害関係者との対話についての手順」に従い、この「予備的意見書」に対する科学界および利害関係者からの科学的コメントを募集しています。コメント提出期限は2022年9月25日です。
より詳細な情報は、SCHEERのウェブサイト をご覧ください。
ドイツ連邦放射線防護庁(BfS)は、「小児白血病の原因についての第7回国際ワークショップ」を2022年11月28-30日にミュンヘンで開催します。このワークショップにはオンラインでも参加できます。
より詳細な情報は、同ワークショップのウェブサイトをご覧ください。
femuが実施した系統的レビュー「実験的および疫学的ヒト研究における子どもおよび若年者に対するワイヤレス通信デバイスからの高周波電磁界ばく露の生理学的および健康に関連した影響の系統的レビュー」が、学術誌 PLoS One に掲載されました。
このレビューの目的は、子どもおよび若年者に対するワイヤレス通信デバイス(携帯電話、コードレス電話、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、Bluetooth、基地局、他)からの高周波(RF)電磁界へのばく露の生理学的および健康に関連した影響を系統的に分析・評価することでした。合計で疫学研究42報および実験研究11報がこのレビューの対象として適格でした。証拠は全体として、モバイル通信デバイスからのRF電磁界へのばく露が、子どもおよび若年者を特定のリスクにさらすかどうかという最終的な結論を許容するには至りませんでした。
この論文は EMF-Portal、PubMed および PLOS ONEのウェブサイト から入手可能です。
国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)は、BioEM直前の2022年6月19日に、名古屋とオンラインでミニシンポジウムを開催します。このミニシンポジウムは、ICNIRPとその現在および計画中の活動について学び、非電離放射線の安全性についての幾つかの重要な論点についての最新情報を入手し、放射線防護分野の人々から提起される可能性のある疑問に対処する機会となるものです。
より詳細な情報は、ICNIRPのウェブサイトをご覧ください。
スイスの「電気および移動通信研究財団(FSM)」は、将来の通信技術の機会とリスクについての疑問に対処する1つか2つの革新的な研究プロジェクトに対し、合計32.5万スイスフラン(約4260万円)の研究資金を助成すると発表しました。関心のある研究者に対し、2022年7月8日までに事前提案を募集しています。
より詳細な情報は、 FSMのウェブサイト をご参照ください。
femu と共著者らによる論文「交流‐直流ハイブリッド電界のヒトの知覚における交流成分の役割」が、学術誌 Scientific Reports に掲載されました。
この研究は、新たに導入された、高圧交流(HVAC)と高圧直流(HVDC)架空電力線の両方を設置する鉄塔の建設に動機付けられたものです。この研究は femu の先行文献(Jankowiak 他、2021 および Kursawe 他、2021)に基づいています。
この研究の目的は、弱いハイブリッド電界(交流と直流の電界への共ばく露)のヒトの知覚における、交流成分の役割を特定することでした。先行研究に参加し、ハイブリッド電界の検出能力が平均以上の参加者51人が、十分な制御化でばく露されました。更なる目的は、電界知覚に対する振動触覚知覚および皮膚水分の影響力を評価することでした。
この論文は EMF-Portal、Pubmed および Scientific Reportsのウェブサイト(オープンアクセス)から入手可能です。
学術誌 Frontiers in Public Health は、特集号「 放射線と健康 」として、第5世代移動通信(5G)を含むワイヤレス放射についての研究トピックを発表しました。提言および展望についての論文のみで、投稿は招聘者のみを対象とします。投稿に関心のある専門家は、Dariusz Leszczynski に直接連絡してください。より詳細な情報は、同誌のウェブサイト をご参照ください。
ドイツ連邦放射線防護局(BfS)は、「電界、磁界および電磁界の酸化ストレスへのインパクトについての国際ワークショップ」を2022年2月16~18日にブランデンブルク州コトブスで開催します。このこのワークショップにはオンラインでも参加できます。より詳細な情報は、BfSのウェブサイトをご参照ください。
2022年6月19日~24日に名古屋で開催される、BIOEM(生体電磁気学会(BEMS)と欧州生体電磁気学会(EBEA)の合併により発足した新学会)の年次大会 ”BioEM 2022” は、現地参加とオンライン参加のどちらでも可能なハイブリッド形式となります。
詳細については、BioEM 2022のウェブサイトをご参照ください。
生体電磁気学会(BEMS)と欧州生体電磁気学会(EBEA)の合同年会 "BioEM 2022" が2022年6月19日~24日に名古屋で開催されます。プラットフォーム発表およびポスターセッションのアブストラクト募集が開始されました(instructions for authors をご覧ください)。更なる情報は、BioEM 2022のウェブサイトで確認できます。
世界保健機関(WHO)は、高周波(RF)電磁界と健康リスクについてのタスクグループのメンバーとして参加する専門家を募集すると発表しました。あわせて、当該タスクグループ、募集対象の専門家のプロフィール、応募方法および選出プロセスについての情報を提供しました。
応募締め切りは2021年11月30日です。
更なる情報は、WHOのウェブサイトで確認できます。
femu の研究者らによる論文「直流、交流およびハイブリッド電界のヒトの検出閾値:二重盲検研究」が、学術誌 Environmental Health に掲載されました。 この研究は、新たに導入された高圧交流(HVAC)および高圧直流(HVDC)架空送電線の同じ鉄塔への併設がきっかけとなったもので、 femu の先行研究(Jankowiak他、2021)を基にしています。この研究は、直流(DC)電界、交流(AC)電界およびハイブリッド電界(ACとDCの両方の電界への同時ばく露;DC電界強度は変動、AC電界強度は一定)に対するヒトの検出閾値を判定することを目的としました。合計203人の参加者が、二重盲検実験セッティングを用いた高度に専門化した全身ばく露実験室で、DC電界、AC電界およびハイブリッド電界にばく露されました。その結果、ハイブリッド電界の検出閾値は、DC電界またはAC電界への単独ばく露の閾値と比較して低いことが示されました。追加的なイオン流[荷電粒子]にばく露されると電界の知覚が強まりました。相対湿度が高いとDC電界の知覚が促されましたが、相対湿度が低いとAC電界の知覚が強まりました。この系統的な調査で得られた検出閾値は、エネルギー輸送システムの建設プロセスの改善と、望ましくない感覚知覚の防護に役立ちます。
この論文は、EMF-Portal 、Pubmed および Environmental Health のウェブサイト で確認できます。
欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、研究・イノベーションに対する資金提供プログラム「ホライゾン・ヨーロッパ」の枠組みの一環で、「電磁界と健康」についての研究提案を公募すると発表しました。研究活動は、既存の、および新たな電磁界ばく露の潜在的なハザードとリスクについての将来を見据えた情報を提示することが望まれます。、これには以下の全ての活動を対象に含めることが望まれます。革新的なモニタリング技術、実験で得られた証拠およびモデリングを適用して、幾つかの活動を対象に含めることが望まれます。例えば、一般公衆、ならびに子どもや労働者といったリスクにさらされる特定の集団のばく露の革新的技術を用いたモニタリング、潜在的に新しいばく露パターン(例:5G)の確立、局所および全身への生物学的影響および健康へのインパクトについての証拠の調査、がこれに含まれます。提案の提出期限は2021年9月21日です。
更なる情報は、 欧州委員会のウェブサイト で確認できます。
femu の研究者らによる論文「直流および交流電界のヒトの知覚に影響力を及ぼす環境および外部要因の同定」が、学術誌 Bioelectromagnetics に掲載されました。ドイツにおけるエネルギー転換の一部として、直流(DC)電界を発生する高圧直流(HVDC)送電線が計画されています。ヒトのDC電界の知覚はこれまでほとんど研究されていなかったことから、この研究では、ヒトのDC電界、交流(AC)電界、ならびにDC電界とAC電界(ハイブリッド電界)への同時ばく露の知覚を調査することを目的としました。参加者をさまざまな電界強度にばく露し、ヒトの知覚に影響力を及ぼす環境要因および実験的要因を制御するため、高度に洗練されたばく露実験室を建設しました。DC電界またはAC電界に単独でばく露した場合よりも、ハイブリッド電界にばく露した場合の方が、知覚閾値は低くなりました。AC電界およびDC電界の知覚に異なる影響力を及ぼす環境要因として、相対湿度が同定されました。DC電界およびAC電界へのばく露下で惹起される皮膚の感覚には個人差があり、また身体のさまざまな部位によって異なりました。ヒトの電界知覚に影響力を及ぼす複数の環境要因および実験的要因が同定されたことにより、大規模研究に必須となる基礎的情報が提示されました。
この論文は、EMF-Portal、PubMed および Bioelectromagnetics のウェブサイト で確認できます。
ドイツのマインツにあるヨハネス・グーテンベルク大学医療センターの医療生物統計学・疫学・情報学研究所と femu が実施したフィージビリティスタディ「超低周波磁界への職業的ばく露と筋萎縮性側索硬化症のリスク:オリジナルデータのプール分析のためのフィージビリティスタディの結果」が、学術誌 Bioelectromagnetics に掲載されました。従来のメタ分析では、超低周波(ELF)磁界への職業的ばく露に関連した筋萎縮性側索硬化症(ALS)のリスク上昇が示唆されていました。但し、これらの研究は方法論的に不均一であったことから、本研究では、入手可能なオリジナルデータのハーモナイズと再分析のため、これらの研究をプールすることの実施可能性を調査しました。その結果、このプール研究では、80%を超える検出力で、ALSとELF磁界への職業的ばく露について ≥1.14の相対リスクを検出することができました。よって、オリジナルデータをプールすることが推奨され、それにより、ALSの病因においてELF磁界をより良く理解することに寄与することができました。
この論文は、 Bioelectromagnetics のウェブサイトで確認できます。
femu による論文「静電界および静磁界による植込み型心臓血管電子機器の障害」が、専門誌 Expert Review of Medical Devices に掲載されました。この研究の目的は、静電界および静磁界による心臓インプラントの電磁障害(EMI)の閾値を決定することでした。文献検索の結果、静磁界による4つの障害のメカニズムが明らかになり、静電界については認められませんでした。静磁界内での動作に由来するEMIについての情報はほとんどなかったことから、閾値を得るために数値シミュレーションを実施しました。その結果、磁気安全スイッチ(MSS)が起動する0.8 mT未満では、動作に由来するEMIは生じてはならない、ということが示されました。著者らは、MSSの起動は静磁界に対して最も重要なメカニズムである、と結論付けています。
この論文は、EMF-Portal、PubMed および Expert Review of Medical Devices のウェブサイトで確認できます。
国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)は、2020~2024年の任期とそれ以降における、非電離放射線(NIR)のほとんどの周波数と波長を網羅する新たな作業計画を立ち上げました。今後の課題には、特に低周波および静磁界ガイドラインの改定、電磁界に関連する環境問題の分析が含まれます。
この作業計画は ICNIRPのウェブサイト で確認できます。
欧州電磁界フォーラム(EEMFF)の第1回フォーラム会議は2021年11月15~16日にドルトムント(ドイツ)の連邦労働安全衛生研究所(BAuA)で開催されることが改めて発表されました。
更なる情報は、公式ウェブサイトで確認できます。
生体電磁気学会(BEMS)と欧州生体電磁気学会(EBEA)の合同年会 "BioEM 2021" は2021年9月26日~10月1日にベルギーのヘントで開催されることが、 BioEM 2021のウェブサイト で正式に発表されました。更なる情報も同サイトにまもなく掲載される予定です。
femu と共著者らによる論文「1 MHz未満の周波数での接触電ドシメトリの計算モデル」が、専門誌 Medical & Biological Engineering & Computing に掲載されました。この論文の目的は、0 Hz - 1 MHzの周波数に対する接触電流の計算ドシメトリのための、拡張可能で適用可能な検証済みの数値身体モデルを開発することでした。数値身体モデル Duke を用いて、縦方向および横方向の経路に対し、7つの接触電極によって接触電流を誘導しました。それによって得られた誘導電界および電流を用いることで、個別の事故シナリオを評価するための各周波数および電流経路に対する身体のインピーダンスおよび心臓の電流係数の評価が可能になります。
このオープンアクセス論文は、EMF-Portal、PubMed および Medical & Biological Engineering & Computing のウェブサイト から入手可能です。
ドイツ連邦労働安全衛生研究所(BAuA)がホスト役として2020年11月23~24日にドルトムントで開催予定であった「第1回欧州電磁界フォーラム会議『電磁界指令についての7年間の経験』」は、新型コロナウィルス感染症の流行拡大のため、2021年10月末~11月初めに延期されました。具体的な日程が決まり次第、BAuAのウェブサイトで告知されます。
国際非電離放射線防護委員会が2021年1月に開催予定であった「第9回国際非電離放射線ワークショップ」は、新型コロナウィルス感染症の流行拡大のため、キャンセルが決定しました。
更なる情報は、ICNIRPのウェブサイトをご覧下さい。
生体電磁気学会(BEMS)と欧州生体電磁気学会(EBEA)の合同年会 "BioEM 2021" は、新型コロナウィルス感染症の流行拡大のため、予定地であったホノルル(米国ハワイ州)では開催されないことが、組織委員会のウェブサイトで発表されました。同年会は2021年6月13日からオンラインで開催予定です。アブストラクトの投稿締切は2021年2月12日で変更ありません。
生体電磁気学会(BEMS)と欧州生体電磁気学会(EBEA)が2021年6月13~18日にホノルル(米国ハワイ州)で開催する合同年会 "BioEM 2021" の公式ウェブサイトが公開されました。
femu が実施した系統的レビュー「ヒトおよび脊椎動物における弱い静磁界(≤ 1 mT)の生物学的影響および健康関連の影響」が、学術誌 PLOS ONE に掲載されました。このレビューは、弱い静磁界によって生物学的機能に生じるかも知れない影響を体系的に分析・評価することと、研究の現状についての最新情報を提供することを目的としたものです。評価対象とするためのクライテリアを満たした11報の研究が、このレビューに含められました。それらの研究は全て動物研究で、クライテリアを満たしたヒト研究はありませんでした。全体として、レビューした文献から入手できた証拠は、弱い静磁界の生物学的影響および健康関連の影響について、結論を導くには不十分でした。我々は、この分野における更なる系統的な研究を奨励します。新たな研究はどのようなものであれ、静磁界がヒトの健康に対してリスクを生じるかどうかを評価するため、ヒトにおける生物学的機能に対する影響に特に対処することが望まれます。
この論文は EMF-Portal、PubMed、およびPLOS ONE のウェブサイト から入手可能です。
国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)は、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の世界的大流行を受けて延期していた「第9回国際非電離放射線(NIR)ワークショップ」を、2021年1月14~15日にソウル(韓国)で開催すると発表しました。
詳細情報は、ICNIRPのウェブサイトで適宜発表予定です。
ドイツ連邦労働安全衛生研究所(BAuA)は、2020年11月23~24日にドルトムント(ドイツ)で「第1回欧州電磁界フォーラム会議『電磁界指令についての7年間の経験』」を開催します。この会議は、欧州連合(EU)加盟各国における「電磁界指令(2013/35/EU)」の実践的な適用についての情報交換、ならびに課題についてのワークショップおよびポスター発表での討論を目的としており、労働・社会問題担当省庁、労働基準監督局、研究機関等の政府機関からの専門家が招聘されます。
この会議についての更なる情報は、BAuAのウェブサイトで確認できます。
世界保健機関、欧州委員会およびドイツ連邦放射線防護局(独語)は、第5世代移動通信(5G)とコロナウィルス感染症(COVID-19)とのつながりについての噂話を否定しています。
生体電磁気学会(BEMS)と欧州生体電磁気学会(EBEA)がオックスフォード(英国)で2020年6月21~26日に開催予定であった合同年会 "BioEM 2020" は、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の世界的拡大により、中止が決定されました。
公式発表は BioEM 2020のウェブサイト をご覧下さい。
国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)は、無線周波(RF:100 kHzから300 GHzまで)電磁界にばく露されるヒトの防護のための 新たなガイドライン を発表しました。この新ガイドラインは、第5世代移動通信(5G)システム技術、Wi-Fi、Bluetooth、携帯電話及び基地局といった、多くのアプリケーションをカバーしており、ICNIRPガイドライン(1998)の100 kHzから300 GHzまでの部分、ならびにICNIRP低周波ガイドライン(2010)の100 kHzから10 MHzまでの部分を更新するものです。
ICNIRPのウェブサイトには、 更なる情報 が提示されています。更に、新ガイドラインに関連する よくある質問と回答 、ならびに 新旧ガイドラインの主な違い についての説明があります。
国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)が2020年5月6~8日にソウル(韓国)で開催予定であった第9回国際非電離放射線(NIR)ワークショップ(2019年5月7日付のEMF-Portalニュース参照)は、新型コロナウィルス感染症の拡大により、延期が決定されました。
新たな取り決めについては、ICNIRPのウェブサイト及び本サイトでお知らせします。
米国食品医薬品局(FDA)は、「無線周波放射とがんに関する2008~2018年に公表された文献のレビュー」を発表しました。その結果は、携帯電話から発せられる無線周波エネルギーへのばく露によって生じる健康上の問題について、一貫性のある、または信頼し得る科学的証拠はないという、FDAの判断を支持するものです。
生体電磁気学会(BEMS)と欧州生体電磁気学会(EBEA)が2020年6月に英国オックスフォードで開催する合同年会 "BioEM 2020" のアブストラクト提出期限が2月9日まで延期されました。
更なる情報は、 BioEM 2020のウェブサイト をご覧下さい。
生体電磁気学会(BEMS)と欧州生体電磁気学会(EBEA)の2021年の合同年会 "BioEM 2021" は、2021年6月13-18日に米国ハワイ州ホノルルで開催されることが決まりました。
公式発表は BEMSのウェブサイト をご覧下さい。
世界保健機関(WHO)の放射線プログラムは、一般公衆及び労働者の集団における無線周波(RF)電磁界ばく露の潜在的健康影響を評価するためのプログラムを実施しています。WHOはこの枠組みにおいて、体系的レビューに向けて同定した10個のトピックスについて、研究チームを募集しました(EMF-Portalの2019年10月9日付記事をご参照下さい)。WHOは、そのうち3個について追加募集を開始しました。締切は2020年2月7日です。
この募集に関する詳細情報は、WHOのウェブサイトから入手可能です。
生体電磁気学会(BEMS)と欧州生体電磁気学会(EBEA)が2020年6月21-26日にオックスフォード(英国)で開催する合同年会 "BioEM 2020" のプラットフォーム発表及びポスター発表のアブストラクト募集が開始されました。更なる情報は、BioEM 2020 のウェブサイト をご覧下さい。
国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)は、2020-2024年の任期の本委員会(Main Commission)の構成を発表しました。ICNIRPの定款(Statutes)により、ICNIRPは4年毎に委員を選出します(2019年5月23日付のニュースをご参照下さい)。ICNIRP委員、国際放射線防護学会(IRPA)ならびに国際及び各国の放射線防護当局に依頼した候補者の推薦を受けて、2019年11月19-20日にドイツ・ミュンヘンで開催されたICNIR年次総会で選挙が実施されました。ロドニー・クロフト(オーストラリア)が議長、エリック・ファン・ロンゲン(オランダ)が副議長に選出されました。新委員は、タニア・セスタリ(ブラジル)、ナイジェル・クリドランド(英国)、アンケ・フス(オランダ)、ケン・カリピディス(オーストラリア)です。マリア・ファイヒティング(スウェーデン、前副議長)、アデル・グリーン(オーストラリア)、ゼノン・シーンキウィッツ(英国)が退任します。
更なる情報、及び全委員のリストは、ICNIRPのウェブサイトをご参照下さい。
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。