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オーブンレンジ

分類:
台所用品および家庭用電気機器
同義語:
オーブン, コンロ, 調理器
説明:

オーブンは、パン焼きおよび食品のローストあるいはグリルのための電動機器である。今日ではオーブンは家庭用レンジ内に取り付けられ、さまざまな加熱方式で動作する。上段および/下段の加熱のために、オーブンの天井と底の加熱用コイルが加熱され、自然の対流で加熱された空気が行き渡る。 熱風循環方式の場合、換気扇が熱風を効率よく拡散させるため、低めの温度設定が可能になり、ひいてはエネルギーが節約される。この方式では、換気口の周囲に追加的な円形ヒータが必要である。グリルにも利用可のオーブンは、別にカバーなしの加熱コイルが天井に取り付けられている。

調理用レンジおよび単体のオーブンからの50 Hzまたは60 Hzの基本周波数の交流電界および磁界は、クッキングプレートの加熱プロセスで発生する。

特に断りのない限り、動作周波数は測定された周波数で確認した。すなわち、測定はコーヒーメーカの動作周波数で実施された。

電磁界の種別:
電界および磁界

測定値(文献に拠る)

調理器
測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
電界強度 8 V/m (平均値, 測定値) - 距離 3 cm [1]
磁束密度 0.01–0.04 µT (平均値, 測定値) - 距離 1 m [2]
磁束密度 0.06 µT (平均値, 測定値) - 距離 1mでの18機種のストーブの平均値; 測定バンド幅 40 - 800 Hz [3]
磁束密度 0.21 µT (平均値, 測定値) - 距離 50 cmでの18機種のオーブンの平均値; 測定バンド幅 40 - 800 Hz [3]
磁束密度 0.31–10.42 µT (測定値) - 測定点の数 1742;測定バンド幅 40 - 800 Hz [4]
磁束密度 1.44 µT (平均値, 測定値) - 測定点の数 1742;測定バンド幅 40 - 800 Hz [4]
磁束密度 2.27 µT - 距離 5 cmでの18機種のオーブンの平均値; 測定バンド幅 40 - 800 Hz [3]
コンロ
測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
磁束密度 1–50 µT (平均値, 測定値) - 距離 3 cm [2]
レンジ
測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
磁束密度 0.01 µT (平均値, 測定値) - 距離 100 cmでの5機種の調理器の平均値; 測定バンド幅 40 - 800 Hz [3]
磁束密度 0.08 µT (平均値, 測定値) - 距離 50 cmでの5機種の調理器の平均値; 測定バンド幅 40 - 800 Hz [3]
磁束密度 2.25 µT (平均値, 測定値) - 距離 5 cmでの5機種の調理器の平均値; 測定バンド幅 40 - 800 Hz [3]
オーブン
測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
磁束密度 0.005512 µT (平均値, 計算値) - 空間平均:距離30 - 305 cm [5]
磁束密度 0.1–0.5 µT (測定値) - 距離 30.48 cm [6]
磁束密度 0.13 µT (平均値, 測定値) - 距離 100 cmでの13機種のオーブンの平均値; 測定バンド幅 40 - 800 Hz [3]
磁束密度 0.25 µT (平均値, 測定値) - 距離 50 cmでの14機種のオーブンの平均値 測定バンド幅 0 - 3000 Hz [7]
磁束密度 0.39 µT (平均値, 測定値) - 距離 50 cmでの13機種のオーブンの平均値; 測定バンド幅 40 - 800 Hz [3]
磁束密度 0.4–2 µT (測定値) - 距離 15.24 cm [6]
磁束密度 0.4 µT (平均値, 測定値) - 距離 30.48 cm [6]
磁束密度 0.9 µT (平均値, 測定値) - 距離 15.24 cm [6]
磁束密度 1.19 µT (平均値, 測定値) - 距離 10 cmでの14機種のオーブンの平均値 測定バンド幅 0 - 3000 Hz [7]
磁束密度 1.79 µT (平均値, 測定値) - 距離 5 cmでの13機種のオーブンの平均値; 測定バンド幅 40 - 800 Hz [3]
測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
磁束密度 1 µT (平均値, 測定値) - 距離 15 cm [8]

参考文献

  1. 著者のリストなし (2019): [放射線および放射線防護:ドイツ連邦放射線防護局の情報]
  2. Hofmann L et al. (2012): [BMU研究:380kV接地線およびHGÜ接地線の生態学的影響 (工学/経済学ワーキンググループ報告書)第4.3巻]
  3. Preece AW et al. (1997): [英国における家庭用機器からの磁界]
  4. Kim YS et al. (1997): [低周波磁界と家電製品への作業者ばく露]
  5. Mader DL et al. (1992): [家電製品から発生する60 Hz磁界への居住内ばく露]
  6. 著者のリストなし (1992): [あなたの周りのEMF:日常的な電気機器からの磁界の測定]
  7. Ainsbury EA et al. (2005): [英国の家庭電気器具から発生する超低周波磁界のベクトル楕円率の調査]
  8. Lacy-Hulbert A et al. (1998): [電磁界に対する生物の応答]