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DAB

分類:
ラジオ放送局
同義語:
ディジタルオーディオ放送, デジタルラジオ放送
説明:

DAB(デジタル音声放送)は、1980年代に開発されたデジタル音声放送の規格で、理論的には30 MHz- 3 GHzの周波数範囲で動作する。DABはアナログ音声放送より相当程度高い音声品質を提供する。地上放送はT-DAB、衛星放送はS-DABと呼ばれる(衛星無線の項、参照)。ドイツのT-DAB周波数は174 MHz - 230 MHzであるが、過密な都市圏では1.452 GHz - 1.492 GHzが使用されている。今のところ、ドイツではいくつかの単発番組のみがT-DABで放送されている。DABをさらに進展させたDAB+は、より新しい方式を取り入れ、効率化されている。しかし、DAB+とDABの受信機は互換性がない。米国ではDABは使用されておらず、HDラジオの規格が使用されている。

周波数範囲:
  • 174–230 MHz (TVバンド III)
  • 1,452–1,492 MHz (Lバンド)
電磁界の種別:
電磁界

測定値(文献に拠る)

測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
電界強度 0.02 V/m - 測定箇所30の平均 [1]
電界強度 0.07 V/m (最大値) - 郊外地域の50の測定箇所での最大値 [2]
電界強度 0.26 V/m (最大値) - オフィス、日中 [3]
電界強度 0.28 V/m (最大値) - 311の測定箇所での最大値 [2]
電界強度 0.28 V/m (最大値) - 都市地域の77の測定箇所での最大値 [2]
電力密度 0.002–0.084 µW/m² (最大値) - 中央値 [4]
電力密度 1 µW/m²–0.002 kW/cm² (最大値) - 平均値 [4]
SAR 87.89 µW/kg (最大値) - 1-2歳児の全身平均SARの最大値 [3]
電力 1–10 kW (最大値) - 測定箇所207のうちの130箇所が関与 [5]

参考文献

  1. Joseph W et al. (2010): [短報:都市環境中のLTE及びRF発生源への公衆ばく露の評価]
  2. Joseph W et al. (2012): [さまざまな環境における新しい無線通信技術からのRFばく露の評価]
  3. Joseph W et al. (2010): [電磁界の個人ばく露計を利用した全身SARの推定]
  4. Bornkessel C et al. (2007): [Bestimmung der Exposition der Bevテカlkerung in der Umgebung von digitalen Rundfunk- und Fernsehsendern]
  5. Swerdlow AJ et al. (2012): [無線周波電磁界による健康影響:RCE 20]