この研究は、分光光度測定装置内において膜結合酵素系に正弦波変調マイクロ波を照射し、照射中に酵素の活性を測定した。実験対象としたのはラットの酵素、チトクロームオキシダーゼとアデノシントリホスファターゼ(ATPase)である。前者は、ミトコンドリア内膜の電子伝達系に関与する酵素である。後者は、細胞のナトリウム - カリウムバランスの維持に関与する酵素で、いずれもラットの赤血球膜から抽出された。16、30、90、120 Hzで正弦波変調された2450 MHzを照射した。SARは26 mW/ g、温度は25 ± 1.0 °Cに管理した。照射は、酵素反応の誘発直後に開始し、反応速度をモニタしながら数分間継続した。シトクロムオキシダーゼ活性は、その基質であるシトクロムCの550 nmにおける吸光度の変化をモニターすることによって直接測定した。ATPaseの活性は、340 nmにおけるNADPHの化学量論的酸化を指標にATPのADPへの変換速度を追跡することよって測定された。その結果、いずれの酵素系についても、変調周波数のいずれにおいても、マイクロ波照射試料と対照試料との間で酵素活性に有意差は見られなかった、と報告している。
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The activity of two membrane-bound enzyme systems were studied during exposure to test the hypothesis if electromagnetic irradiation can alter the function of such systems.
Mitochondrial cytochrome oxidase was isolated from rat liver tissue, and sodium potassium ATPase (Na+-K+-ATPase) from rat erythrocytes.
周波数 | 2.45 GHz |
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タイプ |
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波形 |
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ばく露時間 | not given in the article |
ばく露の発生源/構造 |
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Sham exposure | A sham exposure was conducted. |
測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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SAR | 26 mW/g | - | 計算値 | - | - |
No statistically significant differences in enzymatic activity were found between irradiated and control samples. This result applies to both of the tested enzymes and for any of the modulation frequencies used.
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