この研究は、米国の電気業界のある企業での就業経験(特に、ビデオディスプレイ端末(VDT)開発業務に焦点を当てた)と脳腫瘍死亡の関連を調べた。その企業の従業員登録で1975年から1989年までに死亡した全員から、149人の脳腫瘍症例と591人のマッチさせた対照を選出した。企業データベースと人事担当者へのインタビューにより、VDT開発業務に携わったかを含む、職歴の基礎情報を入手した。その結果、ハードウェアまたはVDT開発業務の工場で働いていた人において、僅かで不正確なオッズ比(OR)上昇がみられた;VDT開発業務と脳腫瘍死亡の間に意味のある関連は見られなかった;就業期間10年以上のエンジニアリング/技術職 [OR=1.7, 95%信頼区間(CI)=1.0-3.0]、およびプログラミング業務[OR=2.8, 95%信頼区間(CI)=1.1-7.0] において、OR上昇が見られた;死亡の10年前に、プログラム業務5年の経験があった全ての人における神経膠腫のORは3.9(95%CI=1.2-12.4)であった;ただし、これらの関連の大部分は、4つの部門のうちの1部門に限ってみられ、偶然性が疑われる、などを報告している。
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