この研究は、デュアルトランシーバー携帯電話からの電磁界放射にばく露したWistarラットにおける心拍変動(HRV)、血圧(BP)および資質プロファイルを調べた。雄のWistarラット21匹(140-180 g)を無作為に対照群(n = 7)および処理群(n = 14:Tecno T312型携帯電話、900/1800 MHz、サイレントモードに設定)に割付け、5 m離して配置した。処理群は10分間/日、6週間にわたって携帯電話に向き合わせ、うち7匹をばく露後に回復させた。HRV、収縮期血圧、拡張期血圧、平均動脈圧を非侵襲的に測定し、血清脂質プロファイルおよび心組織の一酸化窒素(NO)活性を標準的手法で判定した。その結果、処理群では収縮期血圧、拡張期血圧、平均動脈圧の有意な上昇ならびにHRVの低下が認められた(p < 0.05)。血清高密度リポタンパク質は減少したが、総コレステロール、アテローム発生指数、および心臓のNOレベルは有意に増加した。これらの変化は回復期間後にも残った、と著者らは報告している。
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。