研究のタイプ: 疫学研究

[発電所労働者における超低周波(ELF)磁界へのばく露と幾つかの生殖ホルモンのレベルとの関係] epidem.

Relationship between exposure to Extremely Low-Frequency (ELF) magnetic field and the level of some reproductive hormones among power plant workers

掲載誌: J Occup Health 2020; 62 (1): e12173

この横断研究は、イランのテヘラン周辺の発電所の男性労働者における超低周波(ELF)磁界ばく露と幾つかの生殖ホルモンのレベルとの関連を調べた。参加者は全員、人口統計学的データシートおよび一般的な健康アンケートに回答した。122人について、磁界ばく露時間加重平均値(TWA)をIEEE C95.3.1規格に準拠して測定した。このばく露レベルに基づき、参加者を3群に割り付けた。テストステロン黄体形成ホルモンLF)および卵胞刺激ホルモン(FSH)の血清レベルを判定した。分散分析およびKruskal-Wallis検定を用いてデータを分析し、線形回帰で変数との関連を評価した。その結果、ELF磁界ばく露テストステロン、LHおよびFSHの血清レベルとの統計的に有意な相関はなかった(r = 0.158)。LHの血清レベルは年齢および就労期間と共に有意に低下した、と著者らは報告している。

影響評価項目/リスク推定のタイプ

ばく露

ばく露評価

ばく露集団

グループ 説明
参照集団 1 low exposure (33th percentile): 0.33 µT (median magnetic flux density)
集団 2 moderate exposure (> 33th - 66th percentile): 1.51 µT (median magnetic flux density)
集団 3 high exposure (> 66th percentile): 14.78 µT (median magnetic flux density)

調査対象集団

調査規模

タイプ
参加者 122
統計学的分析方法:

研究助成

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