この研究の目的は、電界と磁界への急性ばく露の影響を調べることである。25-52才の26名の経験ある電線作業員を400kV送電線の送電線で碍子の点検をシミュレートした環境で2日間働いた状態で調べた。作業の初日は、検査は運転中の送電線で行い、2日目は運転していないおなじような送電線で同様な点検を行った。心拍の測定から物理的な作業負荷については2日間の作業はおなじであった。電磁界へのばく露作業員のサンプリング様に設計した装置で行い、作業日の平均のばく露は、それぞれ2.8kV/m (SD= 0.35) と23.3uT (SD =4.2)であった。ばく露の影響は、4種の自動行動テスト、EEG, 感情スケール、症状を評価するためのアンケートで行った。個々の作業日の前後で全作業員で測定を行った。さらに、血液サンプルも、作業日でそれぞれの作業員から採取した。行動テストには簡単な反応時間、機敏テスト、短期記憶や認知テストである。4つのEEG記録をブラインドで判断し、α活動の量と安定性を記録した。血液サンプルには、次のようなホルモンの変化に用いた。甲状腺刺戟ホルモン、刺激ホルモン、皮質やコルチゾル、テストテステロン、ネオプテリンなど。パラメトリックと非パラメトリックによる解析結果から、電界と磁界へのばく露による2つの条件間で有意な違いはなかった。
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。