[低周波電磁界はヒト心筋細胞の虚血‐再灌流傷害を減少させ、その代謝機能を支持する] med./bio.

Low frequency electromagnetic field decreases ischemia-reperfusion injury of human cardiomyocytes and supports their metabolic function

著者: Biały D, Wawrzyńska M, Bil-Lula I, Krzywonos-Zawadzka A, Sapa-Wojciechowska A, Arkowski J, Woźniak M, Sawicki G
掲載誌: Exp Biol Med 2018; 243 (10): 809-816
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超低周波（ELF）電磁界はヒトの組織及び系の生理学的機能において重要な役割を担っている。酸化ストレスがトリガとなる心臓傷害に関与する活性酸素種の産生を、電磁界が抑制することが示されている。この研究は、低周波電磁界が虚血‐再灌流傷害から心臓細胞の機能を防護するという仮説に基づき、低周波電磁界の有無の下で、ヒト心筋細胞、内皮細胞及び心臓線維芽細胞を虚血‐再灌流条件とし、LDH及びMMP-2活性（細胞傷害のマーカーとして）、細胞代謝活性（フルオレセインジアセテート染色による）を測定し、低周波電磁界の防護作用を判定した。その結果、短時間の低周波電磁界は、心臓細胞を細胞損傷から防護し、虚血‐再灌流時に代謝活性を維持することが示された、と著者らは報告している。
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