この研究は、900及び1800 MHzの電磁界への長期ばく露後の海馬及び後根神経節におけるミトコンドリアの酸化ストレス及びアポトーシスに対するTRPV1チャネルの寄与を、ラットモデルにおいて調べた。成獣ラット24匹を、(1) 対照群、(2) 900 MHzばく露群、(3) 1800 MHzばく露群に等分し、両ばく露群はそれぞれの電磁界に60分間/週5日間、1年間ばく露した。その結果、900及び1800 MHzの電磁界ばく露は、海馬及び後根神経節におけるTRPV1電流、細胞内フリーカルシウム流(Ca2+)、活性酸素種(ROS)産生、ミトコンドリア膜の脱分極、アポトーシス、ならびにカスパーゼ3及び9の活性の上昇を生じた。これらの過程は、900 MHzばく露群よりも1800 MHzばく露群で更に上昇した、と著者らは報告している。
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