研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[ラットにおけるモルヒネ鎮痛および耐性に対する超低周波電磁界の影響] med./bio.

Effects of extremely low frequency electromagnetic fields on morphine analgesia and tolerance in rats

掲載誌: Gen Physiol Biophys 2017; 36 (4): 415–422

この研究は、ラットにおけるモルヒネ鎮痛および耐性に対する超低周波(ELF)磁界の影響を調査した。雄のWistarアルビノラット78匹(約240±12 g)に対し、50 Hz磁界を15分間隔で30分間×4回/日、15日間ばく露した。モルヒネ耐性を生じさせるため、高用量のモルヒネ(50 mg/kg)を3日間投与し、4日目に耐性を評価した。鎮痛試験の前に、有効量のモルヒネ(5 mg/kg)を注射した。5 mT磁界の最大鎮痛作用を7日目に判定した。その結果、磁界ばく露群のラットにおけるモルヒネ投与(5 mg/kg)の鎮痛作用は、モルヒネ投与のみの対照群よりも有意に高かった(p < 0.05)。著者らは、ELF磁界モルヒネ鎮痛を増強し、モルヒネ耐性を低下させることが示された、と結論付けている。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露2: 50 Hz
ばく露3: 50 Hz

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
ばく露装置
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 1 mT - 測定値 - -
磁束密度 5 mT - 測定値 - -
磁束密度 10 mT - 測定値 - -

ばく露2

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • E1と同じ装置
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 5 mT - 測定値 - -

ばく露3

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • E1と同じ装置
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 - - - - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
調査の時期:
  • ばく露後

研究助成

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