この研究は、振幅の変調および非変調マイクロ波の慢性ばく露によるマウスの行動学的および生化学的な変化を調べた。ばく露したマイクロ波は、周波数2.45GHzの振幅変調波(電力密度0.029mW/cm2、SAR0.019W/kg:400Hz正弦波による変調)または非変調の連続的正弦波(電力密度0.033mW/cm2、SAR0.023W/kg)で、1日2時間のばく露を1ヵ月間継続した。その結果、非変調マイクロ波ばく露群では、大脳皮質および海馬においてアセチルコリンエステラーゼ活性上昇、細胞内カルシウムおよび一酸化窒素レベル上昇が有意であり、血中のグルコースおよびコルチコステロンレベルも対照群に比べて上昇した;非変調マイクロ波ばく露群は、不安および抑うつ様の行動を表した;非変調マイクロ波ばく露群では、このような生化学的変化ならびに行動上の変化が見られなかった、と報告している。
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