<目的>殆どすべての生物体は有害刺激から守るためのストレス応答機能をもっている。その一つはストレス蛋白と一括して呼ばれる一群の保護化合物を誘導することによる。この蛋白を誘導する一般的な方法は急激な温度上昇(熱ショック)である。熱ショックに加えて心筋細胞は酸素欠乏及び代謝ストレスに対してストレス蛋白(特にheat shock protein 70[hsp 70])の合成を増加させて応答する。HL60細胞を用いた実験で電磁界に曝露すると熱ショック因子(factor)と熱ショック成分(element)との結合が活性化されると報告されている。本実験では電磁界が乏血/再循環に対して保護作用をもつのではないかとの仮定のもとに研究を行った。 <対象・方法>白色レグホン受精卵を孵卵器に96時間入れたところで60Hz、4、6、8、10μT及びシャム群に20分間曝露。陽性対照群は43C、20分間熱ショックを与えた。その1時間後に卵殻に窓をあけて胎児の状況を観察できるようにする。30分間隔で心拍動があるか停止したかを観察。 <結果・結論>図1に示すように熱ショックを与えた群及び磁界曝露群で生存率が有意に増加した。
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