[ガンマ線および磁界に媒介された大豆の加速老化効果の遅延] med./bio.

Gamma radiation and magnetic field mediated delay in effect of accelerated ageing of soybean

掲載誌: J Food Sci Technol 2015; 52 (8): 4785-4796

この研究は、ガンマ線(0.5、1、3、5kGy)、静磁界(50、100、200mT)、両者の組み合わせ(0.5kGy+200mT、5kGy+50mT)にばく露した大豆を6ヵ月間室温に保存し、その後に温度42°C、相対湿度95-100%の加速老化の環境にさらして、各ばく露条件の大豆の物質的、生化学的特性を比較した。その結果、ガンマ線および静磁界ばく露群では、無ばく露群に比べ、室温保存中のタンパク質およびオイルの品質が維持されていたが、加速老化環境ではこれらの品質は劣化した;ガンマ線(3、5kGy)、静磁界(100、200mT)ばく露群では、老化に伴い生成される有害なフルーラジカルの効率的な補足に役立つ可能性のあるカタラーゼおよびアスコルビン酸ペルオキシダーゼの活性が高値に維持されていた;両者の組み合わせばく露による付加的な効果は見られなかった、と報告している。

ばく露