この研究は、ラットのGRIN2Bプロモータ領域での一塩基多型(SNP)のスクリーニング、およびそのSNPsとマイクロ波誘導性の脳機能障害との関連を調べた。ウィスターラット(n=160)にマイクロ波(30mW/cm2)を1日5分間、週5日、2ヶ月間ばく露した。ばく露前にまず、GRIN2Bプロモータ領域のスクリーニングにより安定的なC-to-Tの多様体が見出された。異なる遺伝子型(CC、CT、TT)の動物の学習および記憶の能力、海馬および脳脊髄液(CSF)のアミノ酸濃度、NR2B発現を調べた。次に、マイクロ波ばく露を実施した。その結果、TT型では、NR2Bタンパク質発現の低下、海馬およびCSFのグルタミン酸濃度上昇、記憶障害が観察されたが、CC、CT型では観察されなかった、と報告している。
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