[パルス化電磁界はストレプトゾトシン誘発性糖尿病ラットの骨量減少を抑制する] med./bio.

Pulsed electromagnetic fields inhibit bone loss in streptozotocin-induced diabetic rats

掲載誌: Endocrine 2015; 49 (1): 258-266

この研究は、パルス電磁界(PEMFs)がストレプトゾトシン(STZ)誘発糖尿病(DM)ラットの骨量減少を部分的に抑制するとの研究結果を前提に、そのメカニズムに関連するNFκB活性化受容体リガンド(RANKL)/オステオプロテゲリン(OPG)およびWnt/β-カテニンの信号経路を調べた。33月齢SDラットを無作為に10匹ずつの3群に分けた:対照群(生食の注射)、DM群(STZの注射)、PEMFs群(STZの注射に1週間後から、1日40分、週5日、12週間連続のPEMFsばく露)。その結果、PEMFs群では、血清中の骨特異的アルカリホスファターゼレベルおよび骨密度が上昇し、骨微細構造および強度の劣化が抑制された;低密度リポタンパク受容体関連タンパク質5、β-カテニン、遺伝子Runx2のmRNA発現増加、遺伝子dickkopf1の発現低下が見られたが、RANKLおよびOPGのmRNA発現には影響が無かった、と報告している。

ばく露

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