[メラトニンリズム及び生殖の光周期制御に及ぼす60 Hz磁界ばく露の効果] med./bio.

60-Hz magnetic field exposure effects on the melatonin rhythm and photoperiod control of reproduction

掲載誌: Am J Physiol Endocrinol Metab 1996; 270 (5) Pt 1: E816-E821

<目的>長日条件で飼育したハムスターに暗期の始まる2時間前に15分間磁界を曝露するとメラトニンリズムに影響し夜間メラトニンの増加を抑制することを報告した(1994)本実験においては短日条件下でも同様なことが観察されるか否かを検討する。 <対象・方法>雄、雌ハムスター(3-12月令)を長日条件(18:00-10:00)は生後ずっと、短日条件(0:00-10:00)は6週間飼育した後実験に供した。実験当日は8:00-8:15の間、1G、60Hz、垂直磁界を曝露した。ついで6週令のハムスターを21日間毎日15分間ずつ曝露した。血液及び松果体メラトニン濃度をラジオイムノアッセイ法により測定した。 <結果・結論>第一回目の実験結果を図1に示してある。短日、長日条件ともに夜間のメラトニン濃度の有意な低下がみられる。第二回目の実験結果は図2に示してある。長日条件下のハムスターではメラトニン低下はみられなかった。短日条件下では第一回目の実験結果を確認できた。ついで6週令のハムスターに21日間15分間ずつ磁界を曝露した結果が図3にまとめられてあるが、血液松果体ともに対照群との間に有意差はみられなかった。

ばく露

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