<目的>ヒトリンパ球系細胞株ラジ細胞への超低周波数磁界曝露の形態学的、生物物理的影響を検討する。 <方法>ヒトBリンパ球細胞株を2×10^5/mlの細胞密度で、10ccをフラスコで72時間、2mT、50Hzの正弦波に曝露した。膜の流動性、アクチン繊維の分布、細胞膜の超微形態、タンパク燐酸化を検討した。 <結果及び結論>膜の流動性が低下した。かつアクチン繊維の分布、すなわち細胞骨格成分の再構成がおこり、マイクロウ゛ィラエの減少が見られた。さらに、蛋白質燐酸化にも干渉した。電磁場は、細胞プラズマ膜の構造に影響し、刺激伝導カスケードの始動に干渉する事が示唆された。
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