この研究は、修飾因子の候補であるライフスタイル要因と主な精子パラメータ、精子形態、精子の染色質構造との関連を調べた。調査対象は、不妊外来を受診した344人の男性で、正常精子濃度あるいは精子欠乏症と診断された人から成っていた。質問票調査と精子試料検査を行った。質問票の項目は、人口学的情報、社会経済的状態、医療履歴、ライフスタイル要因(アルコール消費、喫煙、コーヒー摂取。携帯電話およびサウナの使用)、身体活動度である。その結果、ライフスタイル要因は精子の質に影響する可能性が示された;肥満度指数(BMI)上昇と精液量には負の相関があった;余暇時の身体活動度は精子濃度と、コーヒー飲用は精子運動率・精子の頭部および頚部の異常率と正の相関をした;週1-3回の赤ワイン飲用は精子の頚部異常と負の相関をした;10年以上の携帯電話使用は精子運動率を減少させた、などを報告している。
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