我々は、トルコ、イスタンブールにおけるアルツハイマー病(AD)の危険要因を調査する目的で、集団症例対照研究を行った。認知機能障害の集団から70歳を超える人が選ばれた。第2段階で、スクリーニング陽性者と対応するスクニーリング陰性者に神経学的検査が実施された。この検査によって、57人の“推定”AD患者が症例対象者とされ、認知的に正常と確認された127人が対照群とされた。オッズ比(OR)は多変量ロジスティック回帰分析で計算された。総合大学/単科大学卒業者はAD危険性[OR=0.10、95%信頼区間(CI)=0.02-0.50]に対して防護効果を有していた。電磁界へばく露する職業の被験者は、OR=4.02、95%CI=1.02-15.78という結果になった。住宅暖房用に電気を使用している被験者も、高い危険性(OR=2.77、95%CI=1.12-6.85)を示した。これらの結果から、高学歴の人はADの危険性が小さく、職場や家庭での電磁界ばく露は大きな危険要因になることが示された。
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