[アグロクラビンは微弱な重畳磁界がラット海馬のEEGに与える効果を促進する] med./bio.

低磁束密度の合成磁界（CMF）が、ドーパミン作動薬で前処理されたラットに影響を与えうるかどうかを確かめるため、大脳皮質および海馬のEEGの周波数スペクトルが、アグロクラビン（50μg/kg, 1日目）の腹腔内注射の後、調べられた。腹腔内注射のみのラット（N＝5）と、注射1時間後の30分間のCMF（BAC＝50μT, fAC＝20.9Hz, BDC＝27.3μT）ばく露と組み合わされたラット（N＝5）が設定された。CMFは直ちに、活気のある、ばく露前の数値に比べた増加を、海馬のbeta2活動（22.5-30.5Hz）に、引き起こした。この効果は、ばく露後30分間続いた。10日目、賦形剤（0.1％エタノール）の注射後、β2活動は、CMFばく露の間、次第に増加し、ばく露後は、ばく露前レベルに戻った。１日目に賦形剤で前処理された２体のラットにおいて、CMFは海馬のβ2レベルを増加させた。効果は、アグロクラビンを注射された後の者と比べると、約半分の大きさであり、持続時間はより短かった。ばく露後の効果は何もなかった。しかしながら、30分後に始められたCMFへの２回目ばく露の間、大脳皮質および海馬のbeta活動は顕著に1回目ばく露の間よりも大きかった。10日目、１回目ばく露は完璧に効果を失っていたが，２回目ばく露の間、海馬のbeta2活動は次第に増加した。これらの結果が明らかにしているのは、ドーパミン作動性の活性化は、CMFによって引き起こされる海馬β2周波数帯のEEG効果を強めることができるということである。