この研究は、携帯電話に関連する健康状態の発生とその発生に影響を与える要因を特定する目的で、アレクサンドリア大学のランダムに選択された5つの学部で実施された横断研究である。300人(教員、学生、識字能力のある従業員を含む)が5つの学部に均等な数で割り当てられ、各学部においてランダム選出された。携帯電話ユーザについてのデータ、および病歴、携帯電話の使用パターン、携帯電話の使用に関連する可能性のある有害な健康状態に関するデータが収集された。その結果、携帯電話ユーザの割合は68 %であり、その4分の3近く(72.5 %)が健康上の愁訴を報告した;愁訴は、頭痛(43 %)、耳痛(38.3 %)、疲労感(31.6 %)、睡眠障害(29.5 %)、集中困難(28.5 %)および顔面の熱感(19.2 %)であった;一変量分析および多変量分析の両方で、一貫して示されたのは、愁訴を報告したユーザは、報告のないユーザと比較して、1日あたりの通話回数が有意に多く、通話時間が長く、1日あたりの合計携帯電話使用時間が長いことであった;頭痛の場合、1日あたりの通話時間および通話回数の両方が、その発生の有意な予測因子であった(chi2 = 18.208、p = 0.0001);耳痛の場合、通話時間に加えて、携帯電話の所有期間が長いことも有意な予測因子であった(chi2 = 16.996、p = 0.0002);疲労感は通話時間とユーザの年齢の両方に大きく影響されたが(chi2 = 24.214、p = 0.0000)、顔の熱感は1日あたりの通話回数にのみ影響された(chi2 = 5.360、p = 0.020)、と報告している。
グループ | 説明 |
---|---|
集団 1 | 携帯電話使用:いいえ |
集団 2 | 携帯電話使用:はい |
タイプ | 値 |
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合計 | 300 |
評価可能 | 267 |
267人の参加者のうち193人(72.3%)が携帯電話を使用していた。携帯電話ユーザーのうち140人(72.5%)が悪い健康症状を報告した。主な症状は、頭痛(43%)、耳の痛み(38.3%)、けん怠感(31.6%)、睡眠障害(29.5%)、集中困難(28.5%)及び顔の灼熱感(19.2%)であった。著者らは、通話時間を4分間、通話件数を7件/日未満、総ばく露時間を22分/日に制限することを推奨している。
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