この研究は、50 Hz正弦波磁界(15 mT)および静磁界(4 mT)ばく露をカワカマス(Esox lucius L.:サケ目カワカマス科の淡水魚)の卵に与え、胚の運動学に与える影響を調べた。適応期間(対照)の後、それぞれの磁界を30分間ばく露した。胚の運動学的な変化を顕微鏡で観察し、ビデオテープに記録した。その結果、胚形成の観点から見て、準蠕動運動への影響(角速度の増加と外形質波の振幅)が胞胚末端原腸胚の段階で見られた;同じ観点から、心筋への作用(50 Hz正弦波において、心拍の小さな加速に続いて収縮数の突然上昇)が見られた;体性運動学には、50 Hz正弦波磁界または静磁界のどちらにおいても目に見える影響はなかった、と報告している。
定常及び変動磁界によって影響される魚類の胚性運動を調べること。
周波数 |
|
---|---|
タイプ |
|
ばく露時間 | continuous for 30 min |
ばく露の発生源/構造 |
|
---|
測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
磁束密度 | 4 mT | - | 測定値 | - | - |
以下の胚発生の測定パラメータが影響された:
1) 準蠕動(胞胚端部原腸胚の段階での角速度及び外形質波の振幅の増加)、
2) 心筋の動作(変動磁界中のみ‐短い、小さな心拍の加速後の、収縮数の急上昇)、及び
3) 体細胞の運動(定常磁界または変動磁界のどちらにも目に見える影響なし)
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。