齧歯類で行われた実験から、60Hz電界または磁界へのばく露は、松果体と血液の夜間のメラトニン濃度を抑制することが報告されている。3頭のばく露ヒヒと3頭の非ばく露ヒヒを用い、それぞれには血液サンプルを繰り返し採取するための静脈カニューレが埋め込まれており、3通りの実験で、6kV/mと50uT、30kV/mと 100uTの電磁界の血清メラトニンパターンに対する影響を調べた。電磁界は過渡現象が生じないようにゆっくりとOn, Offした。さらに、メラトニンの分析、電磁界強度の制御と、モニタリングを計算機で行い、同じばく露プロトコールを用いて、研究の質を高めた。ゆっくりとしたOn、OFFによる日中の6週間ばく露では、夜間の血清メラトニン濃度に変化はなかった。これらの結果から、60Hzの日中電磁界ばく露では霊長類にメラトニン抑制を起こさなかった。
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