電磁界は松果体の機能不全による抑うつのリスクに関与すると示唆されてきた。ある疫学研究はこの可能性を支持したが、ばく露評価が未完成な方法と抑うつが系統的に評価されていないことが報告されている。有効な全国規模の二つのデータを使い、フィンランドの双子コホート研究の12, 063名から抽出した人々で、自己評価による抑うつ症状のベック・抑うつ・評価尺度の21項目に1990年に回答した。110から400kVの高圧送電線への1990年以前の個人的な20年のばくろ露履歴(距離と磁界の年平均値)がフィンランドの送電線コーホート研究から得られた。高圧送電線への近接が抑うつ症状と関連していないなど、調整した平均のベック抑うつ評価尺度はばく露で違いはなかった。しかし、高圧送電線の100m以内に居住する対象者の中で、深刻な抑うつリスクは4.7倍(95%信頼区間1.70-13.3)に増加した。筆者らは抑うつの始まりと経過に関するばく露特性をよりよく理解するための努力が必要であると言及。
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