[ヒトの脳機能に対する45Hz磁界の影響] med./bio.

Effects of 45-Hz magnetic fields on the functional state of the human brain

掲載誌: Bioelectromagnetics 1993; 14 (2): 87-95

<目的>磁界に連続及び間欠曝露で脳機能に影響があるかどうかをEEG、0-0.5Hz帯のオメガ電位、RT(反応時間)で調べた。 <方法>男性9名、女性11名(年令23-43才)を被験者として、二重盲検で磁界を曝露した。アームチェアに座り、最初オメガ電位を測定し、RT試験を行い、再度オメガ電位を測り、その後、磁界曝露を行った。10名は連続曝露、10名は間欠曝露(1秒間のOn/Off)とし被験者は曝露と疑似曝露を体験した。磁界ヘルムホルツコイル(0.28m x 0.28m)で水平磁界を発生させ、頭部に固定した。均一度は±25%であり、45Hzで1,000A/mの強度を発生させた。EEGはAg/Agcl電極で記録(3:30-6:30pm内)し、視覚及びスペクトル解析でEEG変化を調べた。解析は曝露での変化を疑似曝露群での結果を比較した。EEGでは、曝露前後の比を比較し、t-テストおよびWilcoxonテストで調べた。 <結果>EEGに関しては、曝露による差は見られなかった(図1)。

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