[5G FR2基地局からの高周波電磁界ばく露の評価のための定位手法の比較研究] tech./dosim.

A Comparative Study of In Situ Methodologies for Assessment of RF EMF Exposure from a 5G FR2 Base Station

掲載誌: IEEE Access 2024; 12: 132552-132564

この研究は、26-28 GHzで動作するMassive MIMO 5G屋内基地局からの高周波RF電磁界ばく露の定位測定を実施した。測定は、基地局から9.94 mから14.32 mの距離にある6つの異なる位置で行い、そのうち4つは視線内(LOS)で、2つは非視線内(NLOS)であった。全指向性プローブホーンアンテナを用いて、ユーザー機器(UE)に対して基地局から測定場所に向けてアンテナトラフィックビームを積極的に作成した場合と、そうでない場合のシナリオを比較した。その結果、基地局から9.94 mの距離で最大171.9 mW/m2が測定され、これは国際非電離放射線防護委員会ICNIRP)のガイドラインの参照レベルの2%未満であった。さらに、従来のスペクトラムアナライザを用いて、同期信号ブロックのリソース要素ごとの電力を測定し、最大ばく露レベルを外挿する可能性を、ネットワークデコーダーとの比較により示した。

ばく露