[若年者における電子メディア使用および交通騒音に関連した非特異的症状、認知、行動、睡眠および精神衛生についての前向きコホート研究(HERMES):研究プロトコル] basics

Prospective cohort study on non-specific symptoms, cognitive, behavioral, sleep and mental health in relation to electronic media use and transportation noise among adolescents (HERMES): study protocol

掲載誌: Open Res Eur 2024; 4: 120

電子メディア(eMedia)デバイスと交通騒音へのばく露は、若年者の日常生活の一部となっている。過剰なeMedia使用に関連する懸念には、睡眠不足を超えて、これらの無線デバイスから発せられる高周波RF電磁界へのばく露の増加が含まれる。HERMES研究は、eMedia、RF、および交通騒音が、認知行動睡眠、精神衛生、および非特異的症状に及ぼす影響に関連する生物物理学的および心理学的経路をよりよく理解することを目的としている。2012-2015年にかけて行った2つのHERMESコホートに続き、第3のHERMES研究を中間(4か月ごと)および1年の追跡調査を伴う前向きコホートとして開始した。対象者は、スイス北西部および中部の7年生または8年生の生徒である。ベースライン検査には、eMedia使用および選択された健康結果に関するアンケートと、コンピュータ化された認知テストが含まれる。更に、保護者/後見人には、子どもの健康および潜在的なeMedia使用決定要因に関するアンケートの記入を依頼する。居住地および学校での遠距離RFばく露および交通騒音は、伝搬モデルに基づいて予測する。脳の累積RFばく露量は、自己申告によるeMedia使用、携帯電話事業者データ、およびRFモデルに基づいて計算される。1年後に追跡調査を実施し、2つの中間アンケートを青少年に送付し、家庭で記入する。ベースラインから1年後の追跡調査までの間に、150人の参加者のサブサンプルが、個人のRF測定および加速度計を使用した睡眠および身体活動データの収集に招待される。この新しいHERMES研究の募集は、eMedia、RF-EMF、および輸送騒音曝露とそれらの健康影響との間の因果経路の理解を深め、政府の保健政策および一般市民の両方に関連する重要な示唆を提供するものである、と著者らは報告している。

ばく露