[性成熟前のラットの精巣組織における脂質過酸化に関連した構造的変化に対する2.45 GHz高周波ばく露の影響] med./bio.

Effects of Exposure to Radiofrequency at 2.45 GHz on Structural Changes Associated with Lipid Peroxidation in Prepubertal Rat Testicular Tissue

掲載誌: Eur J Ther 2023; 29 (4): 846-855

この研究は、電界強度が異なる2.45 GHzの高周波RF電磁界ばく露した予備発達期の雄のWistarラット精巣組織における、脂質過酸化のレベルを組織学的評価を通じて調べた。ばく露群(電界強度0.6 V/m、1.9 V/m、5 V/m、10 V/m、15 V/m)を受精直後から2.45 GHz RFに1時間/日、出生後45日間、毎日ばく露した。その結果、ばく露群から得たサンプルでは、精巣組織においてマロンジアルデヒドMDA)値が増加し、グルタチオンGSH)値が減少していた。ばく露群と対照群では、精巣組織における明確な組織学的変化が認められた。15 V/mの電界強度でのばく露は、ラット有意な組織病理学的および酸化パラメータの変化を生じることが示された、と著者らは報告している。

ばく露