この横断研究は、イランのシラーズ医科大学の従業員2,796人(女性52%、男性48%)を対象に、携帯電話およびWi-Fiの使用と健康への悪影響との潜在的な関連を調べた。全ての参加者についての社会人口統計学的データ(性別、年齢、国籍、教育レベル等)を取得した。また、スマートフォンを用いてインターネットに接続する特性(モバイルデータとWi-Fi)に関する情報を提供するよう依頼した。更に、参加者の糖尿病、高血圧、心臓虚血、心筋梗塞、腎不全、脂肪肝、肝炎、慢性肺疾患、甲状腺疾患、腎臓結石、胆のう結石、関節リウマチ、てんかん、慢性頭痛の病歴を、対面インタビューを通じて記録した。その結果、参加者の94%がモバイル/Wi-Fiインターネットを使用していると報告した。1日の平均(±SD)インターネット使用時間は117.85±122.70分で、そのうちモバイルデータの使用時間は76±98分、Wi-Fiの使用時間は42±81分であった。携帯電話のインターネット利用と上述の健康問題のリスクとの関連は認められなかった、と著者らは報告している。
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