[環境電磁界にばく露した心臓の代謝、アポトーシスおよび線維炎症プロファイル] med./bio.

Metabolic, Apoptotic and Fibro-Inflammatory Profiles of the Heart Exposed to Environmental Electromagnetic Fields

掲載誌: Int J Mol Sci 2023; 24 (14): 11709

この研究は、マウスモデルにおいて、915 MHz電磁界ばく露心臓代謝、抗酸化アポトーシス、および線維炎症のプロファイルに影響を及ぼすかどうかを調べした。健康なマウスを電磁界に14日間ばく露した。その結果、全心臓組織溶解物を用いたウェスタンブロット分析では、ばく露群と対照群酸化的リン酸化(OXPHOS)複合体の発現に有意差は認められなかった。更に、ばく露群の心臓では、線維炎症サイトカイン、抗酸化酵素、およびアポトーシス関連マーカーの心筋発現に変化は認められなかった。心臓組織の構造的完全性にも両軍で維持された。これらの結果は、分析したマウスにおいて、心臓アポトーシス、抗酸化代謝、および線維炎症のプロファイルが、電磁界ばく露条件下でも安定したままであることを示唆している、と著者らは結論付けている。

ばく露