この研究は、C6(グリア)細胞の増殖および形態、ならびにWistarラットの自発的な変化、不安、運動協調および運動活動に対する、1-3 mT、50 Hzの超低周波(ELF)パルス電磁界への20分間の2回(間隔4時間)ばく露の影響を、それぞれイン・ビトロおよびイン・ビボ条件で調べた。その結果、ELFパルス電磁界ばく露は有意なレベルの細胞断片化およびグリア細胞の形態変化を生じなかった。また、ばく露群のラットでは対照群と比較して、自発的な変化、不安、運動協調、運動活性への顕著な影響は認められなかった。最も高いばく露量(3 mT)でも、望ましくない副作用は認められなかった。ばく露後の一部の脳切片(海馬および皮質)についての組織学的分析では、皮質の細胞数、組織構造および形態に有意な変化は認められなかった、と著者らは報告している。
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