この研究は、行動およびシナプスタンパク質の性別依存的な変化に対する、出生前および出生後の電磁界ばく露および亜鉛(Zn)サプリメント投与の影響を調べた。妊娠ラット4群から生まれた仔ラットを、擬似ばく露群、電磁界ばく露群(4時間/日、5日間/週)、擬似ばく露+Zn投与群(5 mg/kg/日、5日間/週)、電磁界ばく露+Zn投与群にの4群に割り付けた。電磁界ばく露およびZn投与は妊娠初日から生後42日目まで行った。行動学的試験の結果、電磁界ばく露は社会的行動には影響しなかったが、活発さおよび探索行動への負の影響が認められ、不安形成の増加につながった。Zn投与には雌の仔に対して部分的に正の影響が認められたが、雄の仔には認められなかった。電磁界ばく露群ではSHANK3およびNLGN3タンパク質が有意に減少したが、Zn投与の正の影響は認められなかった、と著者らは報告している。
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。