この研究は、ヒト皮膚線維芽細胞に対する、電力密度30 GW/cm^2、電界強度3.5 MV/cmの高強度テラヘルツ(THz)放射の影響を、リン酸化ヒストンH2AXフォーカスの数の定量的推定によって調べた。その結果、細胞あたりのフォーカスの数は照射時間ならびにTHzパルスエネルギーに依存し、フォーカスの出現は酸化ストレスとは関連せず(細胞は形態、細胞骨格構造を維持し、活性酸素種の含量は対照群の値を超えなかった)、THz放射の熱作用とも関連しないことが示された。長時間の照射は線維芽細胞の増殖指数の低下を生じなかった、と著者らは報告している。
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